呉淞江を遡る 8

呉淞江を遡る 7 の続き。 前回2017年12月6日、莫干山路から昌化路に出たところで、左折し帰宅したので、今回はその続き、昌化路を右に曲がるところから始める。日付は2018年5月8日。この日の最高気温30℃。 現在の場所 (莫干山路と昌化路のT字路にあるレストランを目標地に) 周辺の地図。 ↓ 莫干山路と昌化路の角に建つ、建設中の「天安陽光広場」。前回来たのが昨年2017年の暮れ、約半年前なので、その時と比べても随分建設が進んでいる。 昌化路を右折し、呉淞江を目指す。 通りの反対側から「天安陽光広場」を眺める。 中潭路駅周辺の地図。 下流から数えて15番目の昌化路橋が見えて来た。後ろは高層マンション「中遠両湾城」。昌化路橋を渡ると通りの名は中潭路となる。このまま進むと中潭路駅にでる。15年前の2003年4月、この地を訪れているのだが、その時の様子 軌道交通3号線 中潭路駅 。「中遠両湾城」はまだ建設中であった。 2003年4月に訪れた時の写真から1枚だけご紹介したい。中潭路駅から南側、「中遠両湾城」の建設の様子を写した写真。右手に呉淞江が見える。 さて、橋の近くから「天安陽光広場」を眺める。まさに城のような佇まい。 昌化路橋を眺める。 橋の上から東側の高層マンション「中遠両湾城」を眺める。 「天安陽光広場」を一望する。デザインが斬新。 「中遠両湾城」の敷地に入…

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雑感

思い起こせば、初めて中国大陸に足を踏み入れたのは、確か1991年だったと思う。 当時、私は仕事で香港に長期滞在していた。ある日、上司から、広州駅で待つ人に荷物を届け、その足で直ぐさま帰港するように、と言い渡され、香港・九龍駅(ホンハム駅?)から、当時KCRと呼んでいた広九直行列車に乗り込み、広州駅に降り立ったのが、初めての大陸経験である。 現在は、ネットで切符の予約ができるので便利になったが、当時、切符は窓口からしか買えず、窓口は人で一杯。周りにはダフ屋が横行するような中、なかなか切符が買えず、同行した香港人が広州駅で帰りの切符の調達に苦労していたことを思い出す。何より一番驚いたのは、深センを通過し、大陸側を走行中、乗務員が車両の掃き掃除にやって来た。何気なく見ていたら、塵取りで集めたゴミを窓からポイと捨てた。香港の通りはそこそこ綺麗で、あまり日本との違いを感じてはいなかったが、大陸に移動するとこの様である。果たして、窓から外を眺めると、線路の周りはゴミだらけ。これが、中国か、「ダメダコリャ〜」と思ったのが強烈に記憶に残っている。 その頃、香港の地下鉄駅構内や車両の中に、車内で何か食べたら、罰金200だったか2000香港ドルだったか、そのような警告プレートが至る所に貼られていた。香港では、皆そこそこお行儀が良いと思っていたので、この警告は必要なのかと訝しげに思ったが、長い年月を経て、現在のマナーに至ったといったことなのだろう。 あれから30年近く経つが、大陸でのマナーは香港…

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呉淞江を遡る 7

歩いて 呉淞江を遡る 6 の続き。 外灘の北、外白渡橋をスタートし、北蘇州路、光復路、南蘇州路を歩き、長寿路橋(天目西路橋)を超えた地点まで来たので、今回はそこから始める。時は2017年12月6日。 現在地。 外白渡橋からここまでの歩いた距離は多分6kmくらい。大した距離では無い。 長寿路橋(天目西路橋)周辺の地図、 南蘇州路をさらに進むと、煙突のある建屋が見えてくる。ここで、道は左に折れ、通りの名は莫干山路に変わる。呉淞江とはしばらくお別れ。正面に見える建物は「1918艺术空间・聴雨斎画廊 」。この辺り一帯は所謂「芸術村」みたいなもの。工房やギャラリー、ワークショップなどが入居している。恐らく、工場跡地を再開発してできたのだろう。1990年代後半より、再開発が進んでいた模様。 そのお隣「葉瀾芸術」。デザインスタジオ。 振り返るとこんな感じ。 案内プレート。工房やギャラリー、ワークショップなどが20くらい入居している。 ここから中に入れるようだが、今回は遠慮しておく。 正式には「M50創意園」。元は、上海春明粗纺厂(紡績工場)。なるほど、近く(澳門路沿い)に「上海纺织博物馆」がある。 さらに進んで振り返る。中央は「Mアートセンター」。 場所柄、ごみ収集所もアートだ。 さらに進むと、壁一面こんな感じ。 右手の敷地は「天安陽光広場」の建設予定地と書かれている。奥の高層マンション…

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呉淞江を遡る 6

呉淞江を遡る 5の続き。 時は2017年12月6日。 普済路橋周辺の地図。 下流から数えて13番目の橋・普済路橋に近づく。 歩道橋のような普済路橋。上に登ってプレートを眺める。 このまま光復路を先に進もうと思うのだが、右手は巨大な建設現場、そして光復路上にはプレハブのようなものが建っている。嫌な予感はするのだが、取り敢えず、進めるところまで進む。 路上の2階建てプレハブ。建設現場の仮設住宅だと思う。空調設備あり?。 バイク駐輪場の先にも、プレハブが並んでいる。先に進む。 さらに進むと簡素なプレハブが見えてくる。側面には、「ボックス式移動住居 1日利用料 6元(約100円)でレンタル」と書かれている。中を覗くと、3段位の簡易ベットが2、3置かれている。その様子は、まさにタコ部屋状態。隙間もありそうなので、この時期、暖房がなければきついな。勿論住人は建設現場で働く労働者。その多くは外地から出稼ぎに来た農民たち。こうした劣悪な環境下に甘んじて、田舎に子供達を残してお金を稼いでいるのだろう。上海の発展はこうした外地の労働者の犠牲の上に成り立っているのだが、上海人の多くは碌でもない人間が多いので無頓着、逆に外地人を馬鹿にしている。比率の問題だが、上海には金持ち、傲慢、自分勝手という三拍子そろった頭のおかしい人種が多すぎる。(間違っても、日本人は素晴らしいなんてこれっぽっちも思ってないので許してね) 中を写した写真はピンボケなので、…

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呉淞江を遡る 5

呉淞江を遡る 4 の続き。 時は2017年12月6日。 外白渡橋から出発し、呉淞江の北岸、北蘇州路、光復路を歩き、新橋路橋(通りの北側の名は大統路)まで辿り着いたのが前回。今回はここからよりスタートする。 光復路 南北高架路附近の地図。 新橋路橋を越えた辺りで呉淞江の対岸、南蘇州路を見ると古そうな建物が2つ並んでいる。調べて見たら「南苏河创意园」とあり、所謂ベンチャー企業団地のようである。北蘇州路でも同様な企業団地を見つけたので、こうした企業の育成に力を入れていることが良くわかる。中央の建物には「UVWORKING社」という看板が掛かっている。その右は、木に覆われて見辛いが、「上海苏荷国际青年旅舍(苏州河畔店)」。インターナショナル ユース ホステルである。季節により宿泊料は異なるが、今なら82元(約1500円)。 東南方向に振り返る。 光復路を先に進むと赤煉瓦の建屋が見えてきた。これも時代を感じさせる佇まい。 敷地の中に入ってみる。 壁には「麻辣馬 Spicy Horse」と書かれた案内板。スパイシーな馬。レストランにしては ちょっとエグい。さてなんだろう?。 右の建物を見てみると、ここに「Spicy Horse」の看板が掛かっている。後で調べてみると、「麻辣馬計算機軟件(上海)有限公司」、確かに英語そのまんま。ソフトウェア開発会社のようである。 さらに奥を眺める。 奥はこんな感じ。かなり年季が入ってい…

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呉淞江を遡る 4

歩いて呉淞江を遡る 呉淞江を遡る 3 の続き。呉淞江に沿ってテクテク歩いて遡るという事。河の上は歩けないので、通りが続く限り歩こうという暇な企画。前回、北蘇州路を西に向かって進み、西蔵中路橋の手前までやって来たので、今回はそこからスタート。時は2017年12月18日。 西蔵中路橋の周辺の地図。 実は、前回、甘粛路を越え、文安路とのT字路付近に差し掛かった時、対岸の倉庫群が気になり、せっせとそちらを撮影していたため、目の前にある優秀歴史建築物のビル2つを見逃していた。一つは、旧「中国实业银行」ビル、現在は华侨城当代艺术中心上海馆(現代アート芸術センター)、もう一つは旧「中国银行仓库」、現在は东方国际物流集团所有のビル。いずれ写真に納める時も来るでしょう。 さて、北蘇州路を先に進む。この先は、西蔵中路橋。下を潜ることになる。 曲阜路駅周辺周辺の地図。 折角なので西蔵北路と曲阜路の交差点に建つショッピングモール「大悦城 Joy City」まで足を運ぶ。この下が、地下鉄8号線と12号線が交わる「曲阜路」駅。 曲阜路駅周辺と七浦路・服装批发市场でも取り上げている。 西蔵北路をさらに北に進み、海寧路との交差点に架かる歩道橋より、南側を望む。前方は人民広場。 「大悦城 Joy City」の左 北棟、右 南棟の様子。 北棟の屋上には観覧車がある。 ついでに別の日に撮影した北棟屋上から見た観覧車。平日なので運転休止中。撮影は20…

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呉淞江を遡る 3

歩いて呉淞江を遡る 呉淞江を遡る 2 の続き。 外白渡橋からスタートし、福建北路橋まで辿り着いたのが前回。今回は福建北路橋からスタートする。時は2017年12月18日。 福建北路橋周辺の地図。 もう一度、福建北路橋から北西方向を望む。塀で囲まれたエリアはかつて泰安里などごちゃっとした古い住宅地だったが、今は整地され、恐らく高層マンション群に生まれ変わると思われる。 福建北路橋を越え、北蘇州路をさらに進んで振り返る。西日がきついので東向きの写真が多くなるのはご容赦を。遊歩道は福建北路橋まで。ここからは一般的な歩道に変わる。 福建北路橋の様子。 浙江北路橋周辺の地図。 前方に7番目の橋・浙江路橋が見えてくる。 北蘇州路を先に進み、振り返る。 浙江北路との交差点辺り。右手は先ほど見た整地エリア。看板を見ると、商業施設、オフィス棟が建設される予定のようだ。 その整地エリアの全景。北は天潼路、東は浙江北路までの広大なエリア。えらいもんができるだろう。 浙江北路との交差点。左が浙江路橋。 浙江路橋から東南の方角を望む。右隅に南京東路歩行街の西端に建つ百联世茂国际广场が見える。甲虫のような触覚が特徴的。 先に進み、浙江路橋を振り返る。この橋も鋼鉄トラスト構造のようだ。 北蘇州路を先に進む。前方に赤煉瓦の建屋が見えてきた。この時は分からなかったが、あとで調べてみると、上海市優秀歴史建…

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呉淞江を遡る 2

呉淞江を遡る 1の続き。 呉淞江を歩いて遡ろうということで、黄浦江と合流する外灘の北、外白渡桥(ガーデンブリッジ)、黄浦公園附近からスタートしたのが前回。今回は、呉淞江に沿って北蘇州路を西に向かう続き。時期は2017年12月18日。 乍浦路橋周辺の地図。 前回、乍浦路橋付近にて船舶が停泊できるスペースをお伝えしたが、気になったので調べてみたら、「苏州河旅游码头」とあった。呉淞江(蘇州河)を遡る遊覧船の乗り場らしい。2014年の情報では、夏場のみ(5月31日より)、ここから长风公园までの21km、約1.5時間の観光コース(門票片道160元、往復210元、ちょっとお高い)というのを見つけた。さらに最近の情報を調べてみると、行程が短くなり、昌化路まで40元のコースに変更されている。河の水はお世辞にも綺麗とは言えないが、高層マンション群の間を割ってウネウネ進むのは一景か。 遊覧船の全行程(2014年当時) (画像は新浪上海から借用) さて、北蘇州路を西に進む。乍浦路を越えると見えてくる「苏宁宝丽嘉酒店」。 その前から乍浦路橋を振り返る。 さらに進んでから振り返る。 四川路橋周辺の地図。 先に進み、四川路との交差点に差し掛かると「上海邮政大楼」が見えてくる。1924年竣工の歴史的建築物。当時の上海十大建築物の一つ。現在でも郵便局として機能しているが、一部は「上海邮政博物馆」として開放している。 呉淞江に架か…

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呉淞江を遡る 1

ここしばらく更新をサボっていたが、昨年2017年に撮り貯めた写真の中から呉淞江沿いの風景をご紹介したい。呉淞江(別名、蘇州河)は太湖の瓜涇口から蘇州市内、上海市内を流れ、黄浦江・外灘に注ぐ黄浦江最大の支流である。数日に渡り、外灘近くの河口から上流に向かい歩いて遡ったので、数回に分けてご紹介する。 まず、Google Mapで呉淞江を見てみる。 水源は太湖の瓜涇口付近。ここから蘇州市内をほぼ東に進み、上海市内へ向かう。 上海市内を流れる様子。途中大きく湾曲しウネウネしている。 黄浦江に合流する河口の様子。 さて、時は2017年12月18日。中山東一路、外灘を北上し、外白渡桥(ガーデンブリッジ)を目指す。 呉淞江が黄浦江に注ぎ込む地点に架かる外白渡桥(ガーデンブリッジ)をスタート地点とする。バックは陆家嘴の超高層ビル群。 裏側に回り、橋の名を刻んだプレートを撮影。 外白渡桥の全景。建造は1907年、中国初の全鋼橋、中国に現存する唯一の桁部分が三角形構造のトラス橋。対岸右側にはこれまた歴史的建造物である上海大厦(ブロードウェイマンション、元の名は百老汇大厦)が見える。 外白渡桥から呉淞江と黄浦江の合流ポイントを望む。ここには堰のようなものがある。 外白渡桥から黄浦江沿いの南側一帯は黄浦公園になっている。そこから呉淞江の北側を向き、外白渡桥と上海大厦を左に望む。中央はロシア総領事館。 さらに公園を進ん…

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浦東 召稼楼古镇

※ 2017年12月26日に一度アップしたのだが、手違いにより削除してしまったので新規で書き起こし再掲。 2016年5月 浦東にある水郷の街・召稼楼古镇を訪れた時の様子。浦東の水郷ということで、先日、浦東 新場古鎮をご紹介したが、浦東には他にもあるということで教えて頂いた場所。最寄りの駅は地下鉄8号線のターミナル駅「沈杜公路」駅。そこから、3kmくらい距離があるので、タクシーかバスで移動が望ましい。 召稼楼古镇の場所。住所を見ると、閔行区とある。黄浦江が逆L字に曲がる地点より東は浦東だとばかり思っていたが、どうやらそれは誤りだったようである。 ちなみに、閔行区。北は虹橋空港の半分まで含まれるので、ずいぶん縦長である。ちなみに面積371km2、人口243万人。 浦東新区。面積1210km2、人口504万人。ちなみに東京23区全体では、面積619km2、人口947万人。 ということなので、タイトルの浦東・召稼楼古镇というのは正しくないのだが、地理的には浦東(黄浦江の東)とも言えるので、そのままとする。 周辺の拡大地図。 さて、前置きが長くなったが、召稼楼古镇に到着。入り口には「召稼楼」と書かれた牌楼がお出迎え。 東側の入り口より中に入る。 連休中なので賑わっている。この辺りには土産物屋、雑貨店などが軒を連ねる。 奥まった通りに入る。TVでも紹介された「江阿姨油墩子」。野菜などを小麦粉で和えて油で揚げた軽食をテイクアウト…

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