田子坊

今回は少し洒落たエリアをご紹介したい。 時は2013年5月、地下鉄9号線の「打浦橋」駅からほど近い場所にある「田子坊」を訪れた。最近、話題になっているスポットということでカメラ片手に出掛けた。迷路のような狭い路地にアートショップやレストラン、ブティックや小物雑貨店などが密集している。とにかく観光客が多い場所なのだが、労働節の休暇中だったため、身動きできないほど混み合っていた。 「田子坊」の名の由来だが、画家の黄永玉さんが中国古代の画家「田子方」に因んでそう名付けたとのこと。1998年9月頃より整備が始まり、その年、著名な画家である陈逸飞さん、尔冬强さん、王劼音さん、王家俊さん、李守白さんなどの芸術家や工芸品を扱う店舗が入居し、その後順次開業する商店が増え、現在のような姿になったとのこと。内部は古い建屋をそのまま使用しており、古いもので1933年建造というものもある。 田子坊の場所。 周辺の拡大地図。 「打浦橋」駅で下車すると、巨大ショッピングモール・日月光中心が真上に建設されており、そのままモール内に出ることになる。商業部分は2010年開業、その後オフィス棟、住宅棟を順次開業させた巨大な複合商業施設である。特に、飲食店が充実しており、日本料理店も何軒も入居している。 さて、そのモールの北口側、泰康路側を出ると、すぐに「田子坊」と書かれたゲートが見えてくる。狭い路地が入り組んでいるので、入口は一つではないが、「田子坊」と書かれた石造りのが門があるので、ここが正…

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南市 豫園周辺 沈香阁ほか

2012年11月、酒を飲んでも、酔うに酔えない老城豫園。くだらないダジャレはそれくらいにして早速始めたい。豫園のある南市地区はこれまで何度か取り上げたが、今回は豫園にほど近い「沈香阁」、北王医馬弄、丹凤路などを散策。 過去のブログ 南市 豫园周辺 方浜中路 南市 旧倉街から光啓路まで 南市 董家渡路から中華路を歩く 南市 方斜路 南市 上海文廟、大境閣 豫園周辺の地図。 地下鉄10号線「豫園」で下車し、1号出口から地上に出る。後ろは「福佑门商厦」。雑貨、土産物、カバン、靴などを販売する店舗が入居する雑居ビル。 人民路に沿って牌坊がある入り口を目指す。中央は東方明珠。 正面に「上海环球金融中心(上海ワールド・フィナンシャル・センター)」と建設中の「上海中心大廈」が見える。 右は「鄂尔多斯休闲广场」。ここも各種雑貨、宝石、玉石などを扱う店が入居する。 この先が麗水路。人民路から豫園に繋がるメインの通り。正面は「明敏百货店」。ここの地下に玩具の卸売の店がある。バッタもんも多いけど。 お約束の牌坊。しかし、道路標識多すぎ。現在、この通りは車両通行止めのはずである。 牌坊をくぐり、麗水路を先に進む。 麗水路と福祐路の交差点あたり。如何にもという感じの商店が並ぶ豫園を代表する景色の一つ。 ぐるっと一回りする。 麗水路をそのまま南進する。ここより麗水路は旧校場路と名を変える。左側はレストラン、薬局などの老舗系、右手はお…

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第一八佰伴周辺 14

2007年8月 商城路、第一八佰伴周辺を散策したときの様子。 第一八佰伴周辺の地図。 2008年4月のGoogle Earth 商城路と浦東南路の交差点より、商城路の東方向を望む。地下鉄工事のため重機が作業をしている。右側は手前より「新梅聯合広場(ツインタワー」)、「内外联大厦」、「良友大廈」など。左側は後に「浦東金融広場」が建設されるが、まだ民家が残っている。写真を見て気づいたのだが、「新梅聯合広場」の左隣り、「内外联大厦」との間にマリオットホテルのような看板が見える。Google Mapで見てもここには出てこないので、当時はあったが、撤退したのか?調べるとマリオットホテルは上海だけでも15軒くらいある。コードヤードは知っていたが、ルネッサンス、ザ・ポートマン・リッツ・カールトンもマリオット系列だったというのを初めて知った。 そのまま北に少し角度を変える。左側には古そうな民家、低層階のアパートなどが見える。冒頭の2008年4月の航空写真でもアパート、民家が残っている様子が見て取れる。その遥か後ろに浦東大道沿いに建つ「上海海神诺富特大酒店(ノボテルホテル)」が見える。 それから9年後、2016年9月の「浦東金融広場」の建設の様子。ほぼ出来上がってきている。 右に「新梅聯合広場」。 左から「世界広場」。 さて、再び2007年。「第一八佰伴(ヤオハン)」前に移動する。浦東南路に架かる歩道橋から北側を望む。右が「新梅聯合広場…

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世紀大道、第一八佰伴,陸家嘴 4

2012年5月の散策の様子。 地下鉄「世紀大道」駅周辺 Google Earth 2011年11月 2017年5月 地下鉄に乗り、「世紀大道」駅で降りる。地下構内の様子。 12号線出口より地上に出る。世紀大道より南向き・世紀公園側を眺める。 東に向きをずらす。世紀大道越しに重機が見える。このエリアには後に「浦東世紀大都会」が建設される。 張楊路との交差点側に視線を向ける。左には梅園高層小区のマンションが見える。 地下鉄「世紀大道」駅12号出口の様子を世紀大道から南東の方角、世紀公園を見る向きで眺める。右手塀で囲まれたエリアには後に「世紀匯広場」が建設される。右に高層マンション「爵士大廈」が見える。 南に少し向きを変えると重機が見える。この「世紀匯広場」と先程見た「浦東世紀大都会」、ほぼ同時期に建設が始まったが、2009年見たときとあまり変わらない、工事が進んでいない感じがする。 ちなみに、どちらも名に「世紀」と付くので、同じデベロッパーかと思いきや、「浦東世紀大都会」は上海百联集团と上海陆家嘴集团のJV。上海百联集团は国有企業で、あの第一八佰伴(ヤオハン)、东方商厦、第一百货商店、永安百货などの百货店を傘下に持つ。また联华超市、华联超市などのスーパーマーケットも系列である。中国企業500強の25位。 片や,「世紀匯広場」は香港最大の企業集団である李嘉誠さん率いる長江実業集団によるもの。李嘉誠さんは2014年のフォーブス…

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上海駅北口 大幅加筆

昨日のことだが、約1年前、このブログの初期の記事(2016年11月30日、12月2日)で取り上げた 13年ぶりに上海駅(上海火车站)北口を歩く 13年ぶりに上海駅(上海火车站)北口を歩く Part 2 を大幅に加筆した。場所が特定できなかったため掲載しなかった十数枚の写真を、もう一度地図や航空写真とにらめっこし、ある程度場所が特定できたので追記した。 すでに読まれた方も、良かったら一読ください。 今見ても、よくもまあこんな写真を撮ったものだと、我ながらその物好きさ加減に呆れるのだが、当時の様子を伝える写真はそう多くは残っていないだろう。 現在の上海駅北口の姿だけを見ていると、とても10数年前の寂れた姿を想像できないかもしれないが、確かにそこに存在していたのである。 時間が経つのは早い。街の外観だけでなく、人の考えも急速に変わっていく様子をこれからも取り上げていきたい。 上海駅北口の様子をGoogle MapとGoogle Earthの航空写真で見て見たい。 2012年12月 駅北口の西部エリア(第1期)の再開発が進む。 2009年4月 駅北口の東部エリア(第2期)の再開発が進む。 2017年4月 ほぼ現在の姿。北口の中興路以北の西部エリア(第3期)の再開発が進められている。 注) 第1期〜第3期は私が勝手に名付けたもの。 つづく

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真如古鎮から西康路へ

2004年5月、地図を見ていたら上海市内の北西部に「真如古鎮」というのを見つけた。どんな古鎮なのか気になったので、下調べはせず、とりあえず出掛けた時の様子。現在なら、地下鉄11号線「真如」駅がほど近い。当時は勿論地下鉄は開通していないのでバスに乗って出掛けた。 真如古鎮の地図。 真如古鎮の周辺の地図。 真如古鎮近くの武寧路でバスを降り、蘭渓路を曲がるとすぐ見えてくる「真如古鎮」の牌坊。 赤い提灯の飾り付けと古そうな商店が連なってはいるが、その先は普通のアパートが並んでいる。これ古鎮? しばらく歩くと白い塔が見えてきた。恐らく、この塔のあるお寺の門前町なんだろうと想像する。 お寺の周辺は結構賑やかだ。 桃浦という名の川(運河)を渡って全体が見える場所を探す。これが「真如寺」。調べたら、1200年頃の宋の時代に別の場所に建造されたそうだが、1320年元の時代にこの地に移った歴史ある寺院のようだ。白い塔は「真如塔」といい、10層からなる。日本軍による占領、文革により破壊され、現在のものはそれ以降に修復されたという。故に、この地は「真如古鎮」ということ。今回は中に入らず、散策を続ける。 北石路を進む。 大渡河路だと思う。 しばらく歩くと北石路の真西新村にでる。 次に吴淞江(苏州河)を見ようとバスに乗る。 吴淞江周辺の地図。 2004年5月のGoogle Earthの航空写真。 地下鉄3号線「…

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五角場

2011年11月、楊浦区の五角場を訪れた時の様子。五角場は前年2010年に地下鉄10号線が開通している。また、中部環状道路「中環路」は五角場広場の中央を東西にぶち抜いて走っている。 五角場の地図。 写真が少ないのでGoogle Earth先生の手を借りる。 2000年5月の五角場周辺の写真。五差路(五叉路)の様子が良く分かる。この頃、東西を走る(やや斜めだが)翔殷路、邯郸路の北側には民家が密集している。高層ビルといえば広場の北東に位置する「沪東金融大廈 」くらい。 2017年8月の様子。翔殷路、邯郸路に沿って「中環路」(高架道)が走っている。広場中央の防音壁も見える。 五角場はその名の通り、翔殷路、邯郸路、黄兴路、 淞沪路、四平路がサークル状に交差する五差路(五叉路)である。 四平路から五角場広場の中心方向を眺める。右手には「東方商厦」、左手には「苏宁生活广场」。中央奥にド派手な防音壁に囲まれた「中環路」。その奥が 巨大な液晶ディスプレイが見える「百联又一城购物中心」。 「苏宁生活广场」の様子。 五角場広場の方角に進む。 さらに進む。 五角場広場の手前まで来る。「中環路」が走っているところが五角場広場の中央、奥に「百联又一城购物中心」、その右に2000年5月にはすでに建っていた「沪東金融大廈 」が見える。中央に地下街入口がある。 五角場広場にたどり着く。防音壁に囲まれた「中環路」が確かに真ん中をぶち抜いて走ってい…

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人民広場 7 南京東路

2009年5月 南京東路、人民広場を散策した時の様子。この日は5月1日の労働節(メーデー)を含む黄金節(中国版ゴールデンウィーク)の週、国旗の飾り付けをあちこちで目にする。 南京東路の地図。 南京東路歩行街をぶらつこうと、地下鉄2号線に乗って「南京東路」駅で下車。上海置地広場あたりから人民広場方向を眺めると見えてくる百联世茂国際広場。触覚を持つ昆虫にしか見えない。右に「亨得利(Hengdeli)钟表」、「吴良材眼镜」の看板が見える。前者は腕時計、後者は眼鏡の専門店、どちらも100年を超える老舗である。 人民広場方向に進んでから振り返る。左は先程見た老舗2店舗。右には牛丼の「吉野家」が見える。「吉野家」だって負けていない、創業100年を超える。 さらに進んで世紀広場あたりから撮影。中央はUFOが降り立ったような上海新世界丽笙大酒店(ラディソン・ブル・ホテル 上海 ニューワールド) 。 もう少し進むと、右サイドに無添加化粧品「FANCL(ファンケル)」の看板を掲げる上海时装商店(先施大厦)が見えてくる。古代ローマ風建築が人の目を惹きつける。ここも100年近い歴史がある。 右手はその上海时装商店だが、上海世博会の公式マスコット「海宝(ハイバオ)」君が半分に裂けてしまった。左は永安百貨、現在は百联集团系列。こちらも創業100年を超える。 振り返って世紀広場方向を見る。 联世茂国際広場の前から振り返る。左サイドの看板の中で1914年創業の「亨达利(Heng…

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浦明路から 陆家嘴、第一八佰伴前

2005年7月、黄浦江沿いの浦明路周辺や陆家嘴、第一八佰伴(ヤオハン)を見学しに行ったときの様子。陆家嘴の南側リバーサイドエリアは上海でも屈指の超高級エリアで、1平方メートル(m2)=300万円は下らないだろう。100m2なら3億円、いや、もっとするかもしれない。しかも、このクラスのマンションは200m2以上、300m2越えも普通なので、値段は推して知るべし。どうです、買えますか、この値段。庶民とは程遠い超高級住宅エリアである。 第一八佰伴から浦明路まで歩く。まずは浦明路と启新路の交差点辺りから南向きで撮影。左は「江臨天下」、右は建設中の「财富海景花园」。その奥に張楊路に建つ湯臣商務中心大廈(トムソンサービスアパートメント)、さらに奥が「世茂滨江花园」。 「江臨天下」の様子。 商城路と浦城路の交差点まで歩き、北向き・陆家嘴方向を撮影。右は「仁恒滨江园」、中央奥は建設中の「财富海景花园」。金茂大厦が顔を覗かせている。 商城路と浦明路の交差点付近から「江臨天下」を望む。 少し西に向けると建設中の「财富海景花园」。 東に向けると左に「仁恒滨江园」。 浦明路の北側を望む。「仁恒滨江园」とその間から金茂大厦、半分だけ東方明珠。 東昌路周辺の地図。 浦明路の左側、黄浦江側は建設中の「财富金融広場」。 その「财富金融広場」の様子。 この辺りは「申迪集团」の低層階の事務所棟オフィスのようだ。 浦明路の北側には建設中の「中粮·海…

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徐家汇(車窓から)

2004年 5月、七宝老鎮からバスで帰宅途中の車窓からの風景。 漕渓北路の気象大厦周辺の地図。 七宝鎮からバスに乗るとしばらく漕宝路を走り、やがて漕渓北路を左折し、徐家汇を目指すことになる。 写真は漕渓北路北上中の徐家汇の手前、南丹東路を越えた気象大厦がある辺りの様子。 窓からカメラを突き出して撮影したので傾いてしまった。写真を見ていると右肩が上がってくるかも知れないが、気のせいである。 中央に気象大厦が見えてきた。その横に見えるのは虹橋路沿いに建つ上海实业大厦。その間に建設中の港汇恒隆广场のツインタワー部(もう一棟は隠れている)が見える。 気象大厦を過ぎると見えてくる徐家汇天主教堂。その横は図書館。後ろは高級高層マンションである东方曼哈顿。マンハッタンと読ませる。 徐家汇の中心部周辺。 徐家汇はかつて地下鉄1号線しか走っていなかったが、その後9号線、11号線が開通し、主要ターミナル駅に変貌した。 2003年の様子は徐家汇から魯班路までを参照ください。 中央の上海实业大厦とその左は港汇恒隆广场のツインタワー部一棟、右の低い建屋が太平洋百貨(そごう)と隣接する建匯大廈。 傾きは気にせず貼り付ける。数珠繋ぎ状態でバスが停車している様子。 さらに進むと、上海实业大厦の手前あたりで地下立体化している。地下を進むと漕渓北路をそのまま進み、通りの名は衡山路に変わる。地上を進み、右折すると肇嘉浜路、左折すると虹橋路に出る。中央は太平…

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